日本未発売の75%レイアウトのキーボードVortexgear Race3 を輸入した話



キーボード沼にハマった話。

リアルフォース買ってからというもの、もちろんリアルフォース自体はいいんだけど、すっかりと、そしてどっぷりとキーボード沼にハマってしまった。

手になじむキーボードを探す旅は深く、深淵を覗くことになります。

今回は台湾のメーカーVortexgear製の75%レイアウトのメカニカルキーボード「Race3」というキーボードを輸入してきたお話。

Vortexgear について

台湾製のメカニカルキーボードのメーカーです。

現状保有しているリアルフォースがフルキーボードのため、コンパクトなキーボードを探していたところこのVortexのキーボードに行き当たりました。

比較的新しい会社ですが、中々いいデザインのキーボードが多く、どちらかというとゲーミング用デバイスとして専門的にキーボードをリリースしているイメージです。

日本の正規代理店はアーキサイト

コンパクトなサイズのキーボードが多めのVortexgear

メリット・デメリット

さて、このVortexgearのキーボードで国内正規代理店が取り扱っているキーボードは非常にコンパクトなものが多いです。

「ちょっとキー少なくね?」

ってことで、これらは却下。

少ないキーのキーボードの場合は必要なキーを再現するためにコンビネーションを使ったキー入力を要求されることが大半で、初期導入時に学習コストがかかるのが難点です。

porkerとかデザイン的にはカッコよくて結構好きなんですけどね。

コンパクトなキーボードの難点

マウスまで手を動かす距離が短い方がいいという理由でコンパクトなキーボードを好む方も多いです。

キーを削ってキーボード自体を小さくするとスタイリッシュでカッコイイキーボードになる代わりに、導入時にFnキーを使ったコンビネーション入力を覚えることが必須になってきます。

もちろん慣れるまで苦労なんですが、可能な限り余計な学習コストはかけたくないものです。

あまりに変態的な配列のキーボードを選択しすぎると、わざわざ学習時間かけたところで、そのキーボードが今後永遠に存在し続けるかどうか自体、まず疑問な訳です。

生産終了なったが最後、同様の配列のキーボードは二度とリリースされないなんてことも全然あり得ます。

それどころかメーカーもろとも宇宙の塵と化す場合も・・・。

世知辛い世の中ですね。

学習コストがかからない最低ラインは75%レイアウトである

そんなわけであんまり最初に頑張って覚えなくてよさそうなキーボードを探したところ75%レイアウトと呼ばれる配列のキーボードがあることを知りました。

F1~F12までのファンクションキーはもとより、カーソルキー、Home、End、PageUp、PageDwなど比較的利用頻度の高いキーは全て入っています。

というより、テンキーレスを「ギュッとした」って言った方が正しいかもしれません。

ちなみに今回購入したRace3ではないVortexgear 製の75%レイアウトのキーボード「Tab75」は国内代理店の取り扱いがあります。

Tab75とはちょっとだけ違うRace3

Race3

「じゃあそれでいいじゃん」
って思うでしょ?

Amazonで調べてたら横にもっとカッコイイのが出てきたんですよ。

こちらが「Race3」です。

Tab75と違ってベゼルレスなデザインで少しロープロファイルなケースでカッコイイんです。

で、欲しいなと思って覗いてみたとろ「55,000円」orz

何でこれだけこんなに高いのかと思って詳しく調べてみたらAmazonで販売しているのは実は無在庫転売ヤローで、このプロダクト自体が正規ルートでは日本国内取り扱いがない商品という事が判明しました。

Race3の入手先を探す旅

さて、どうしてもTab75ではなくRace3が欲しくなった僕ちんは「正規っぽい金額で入手できる先」を全力を出して探し始めました。

そもそも、国内のAmazonで無在庫転売野郎が出品しているという事は、それなりの金額で入手できる先が「必ず存在する」という事になります。

Amazonの無在庫転売ヤーがやってる事なんて所詮底が浅いので多分簡単に見つかります。

本家台湾Vortexgear

Vortexgear_logo

はい、そもそも大体正規の金額がいくらなのか自体がよく分からないのでとりあえず本家サイトに行って大体の金額を確認します。

本家がECショップを運営していて、かつ海外発送に対応してくれるようならここでチェックメイトです。

http://www.vortexgear.tw/vortex2_3.asp?kind=47&kind2=225&sn=3&so3=open

カートシステムは実装されているようですが、商品ページにカートに追加するボタンが存在せずorz

在庫切れかなんかですかね?

ってことで本家から直接輸入購入することは出来ませんでしたが、とりあえず金額は判明しました。

二種類の金額が存在していて、アッパー$159、ロワーで$149でした。

無在庫野郎ボリすぎワロタw

販売先や国、時期なんかにも寄るかもしれませんが、本体価格で$100台の後半くらいまでなら許容範囲って感じですかね。

本体価格で$200超えてきたら転売臭プンプンですね。

amazon.com

Amazon.com

さて、本命米国Amazon.com。

Amazon無在庫販売の典型的な手法として、海外のAmazonのASINが同一の商品をそのまま自分の利益のっけてAmazon.co.jpに転載するというスキームがあります。

おそらく日本のAmazonで売ってるやつも多分それかなとは思っていました。

ASINって言うのは、Amazon内のカタログページの固有番号で、Amazon内で取り扱われている商品には例外なく割り振られている商品識別コードです。

日本で取り扱いのあるASINは海外でそのまま検索することが出来、特別な場合を除いて、普通海外でも同じ商品がヒットします。(ヒットしない場合は取り扱いがない。)

https://www.amazon.com/dp/B071J5WTT6

記事執筆時点では取り扱いなしですが、僕が探した時点では、Amazon.comに販売者が存在し、実際購入することが出来る状態でした。

ただ、そのAmazon.comで販売している出品者たちも転売野郎たちだと思われ、販売価格は$200台の後半$290とかだったと思います。

あてがはずれましたが、そのAmazon.comの転売ヤーたちも無在庫っぽかったので、そいつらの入手先があるはずです。

ってことで、とりあえずAmazon.comから入手するのは保留に。

分からなくなったから、とりあえずググる

思い当たるショッピングサイトがスカならとりあえず、英語でググります。

英語って言ってもこの場合メーカー名とモデル名でいいのです。

後はググった結果総なめに見ていけば多分どっかで普通に売ってます。

https://mechanicalkeyboards.com/shop/index.php?l=product_detail&p=3917

はい、発見。

$139と、本家台湾のVortexgearサイトよりも安いです。

ただですね、注文自体は出来るんですが、海外サイトの場合は、日本まで直送してくれるかどうかという、最大の難関があります。

日本への直送不可の場合、当国にある転送業者を噛ませる必要があったり何かと手間が増えます。

mechanicalkeyboards.comに関しては日本への直送OKでした!

ただ表記がpreorder onlyとなっていて予約注文って感じのようです。

僕がサイトを見に行ったタイミングでは運よく、RGBバックライトありの、銀軸が、返品商品のストックとして存在していて、販売されていましたのでそれを注文しました。

Race3レビュー

mechanicalkeyboards.comで発注後、在庫商品でしたので、翌日にはUPSで出荷され、三日後にはとうちゃくしました。

注文時点は2020年5月の絶賛コロナ渦中ですが、国際配送も大分回復しているように感じますね。

外観

化粧箱

割とごつい箱に入っています。

Race3 化粧箱

一応中古のほぼ新品を購入したので届いた時点から若干箱が汚れています。

まぁ、この点はどうでもいいです。

ちなみにですが、紙のマニュアル等は同梱されていません。

最近のガジェットなんかには多いのかもしれませんが、オンラインでマニュアルを探して見る必要がありますね。

特別な使い方をしない限り、キーボードとしての機能はUSB指すだけで使えますが、キーボード自体がハードウェア操作のフルプログラマブルキーボードですのでマニュアルないと操作出来ない部分がかなり多いのです。

マニュアルくらい同梱した方がトラブルとか減りそうな気もしますけどね。

カラーキートップを装着してみる

開封後付属のカラーキートップを装着した画像がこちら。

race3 カラーキートップ

カッコイイというよりは、かわいい感じになりますね。

RGBバックライト

軽く光らせてみるとこんな感じ。

昼間撮ったのでわかりにくくてすみません(^^;

全体を光らせるにはいくつかのパターンがあるのですが、中間色を光らせるときになんかぎこちない感じの光り方になるのが若干気になりました。

ケース背面はメーカーのロゴのプレートがハマっていてアルミの表面の仕上げも非常に美しいです。

こういう造形美みたいなものってロマンを感じてうっとりしますね。

Race3のキートップ

キーボードのキートップにはメーカー独自の形状(プロファイル)も含め様々な形が存在します。

Race3のキートップの形状はDSAと言われるプロファイルです。

このDSAプロファイル最大の特徴は全てのキーボードの行においてキートップの形状が全く変わらないという事があげられます。

R1はキーボードの一番下の行、R4はキーボード一番上の行です。

上図を見ていただいても分かる通り、大抵のプロファイルはキーボードの行ごとに若干形が違うのですが、DSAプロファイルに関してはどの行も完全に同様の形状をしています。

DSAプロファイルの最大のメリット

上でも述べた通りDSAプロファイルは全行で同一の形状というのが特徴ですので、各行でキーを入れ替えてもガタガタになりません。

つまり、プログラマブルキーボードにおいて、キー配置を独自のモノに変更したとしてもキートップを入れ替えるだけで矛盾が生じないワケです。

ちなみに画像では見慣れない配列になっていますが、Dvořák配列と言って、タイピングの世界記録保持者が使用したことでも有名な英文入力に特化した配列です。

Race3では一般的なQWERTY配列を含め、3種類の配列をワンタッチで切り替えて利用できる機能がプログラマブルとは別の機能として存在します。

この辺に気を配ってDSAプロファイルを選択しているのでしょうね。

ちなみにこれらの「キーを入れ替えて使われる状況」を想定してか、一般的なキーボードに見られるホームポジションのFとJのチョボがありません

若干他のキーよりFJのくぼみが強くなっているので、QWERTYで使う場合も一応ノールックでホームポジションを察知できるように工夫されています。

打鍵感

何を隠そう僕はこのRace3がメカニカルキーボード初体験です。

打鍵感という話であればキーボード云々というよりもスイッチに依存するんじゃないかという話ではありますが、とりあえず感じたことを挙げていきます。

今回輸入してきたものに関してはCherryMXと銀軸と言われる、いわゆるゲーミング的な用途に良く好まれて使われるタイプです。

クリック感がなくて、アクチュエーションポイントが非常に浅いのが特徴です。

感想としては思ったより静かです

ほぼ癖もなくオフィス用途なんかでも全然いけるんじゃないかと。

他を試してないのでそれ以上の事は言えませんが、キーボードの音って打ち方に寄る部分も大分あるのですが、僕は言うほど気になりませんでしたね。

流石にキースイッチむき出しというのもあるので、リアルフォースと比べて静かかと言われればそうでもなかったですが・・・。

銀軸自体はアクチュエーションポイントが浅いことを除いてはそれほど癖のあるスイッチという印象は受けませんでした。

ただやっぱり意図しないレベルで押してしまってスイッチが反応してしまう現象は最初のころありましたので、その点は慣れでしょうね。

あと音がうるさくて気になるという方は意外と机の材質を気にしてみるといいですよ。そうそう簡単に替えれるものではないですが(笑)

自分が打っていて一番音が静かになると感じたのは「ガラスの机」です。

キーレイアウトに関して

特別なコンビネーション入力方式があるわけでもなく、本当にいつも通り使うことが出来るのがこの75%レイアウトだと感じました。

Home,Endの配置が何で隣接してないんだよとは若干思いましたが、このキーボードはそもそも独自に配列をいじれるので、入れ替えてしまえば何も問題ないです。

結論

RACE3(75%レイアウト)は過不足なくキーが配置されていて、コンパクトキーボードの中では非常にとっつきやすい。