黄ばんだHHKBを漂白してみた



8年物のHHKBをメルカリで購入しました。

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年季の入ったキーボードはよく黄ばんでいたりします。

今回はそんなキーボードを元の白さに復元する方法に挑戦してみました。

プラスチック変色の原因

一言に黄ばみと言ってもいくつかの原因があります。

冒頭ではいくつかのプラスチックの黄変の原因と、その対策法について軽く触れていきます。

原因①:表面への付着物

主にタバコのヤニなんかがこれです。エアコンなんかがよくこれが原因で汚れているイメージですね。

基本的には表面に汚れが付着しているだけの状態ですので、ピカールやメラミンスポンジ等の研磨剤で磨くことにより復元することが可能です。

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原因②:暗所黄変

プラスチックに含まれる添加物の化学変化の事です。

暗い場所に長期間保管されていると黄変を起こすそうです。

原因③:経年劣化

②と何が違うのかはよくわかりませんが、経年劣化によって黄変するようです。

特にこの経年劣化黄変はABSと呼ばれるプラスチック樹脂特有の化学変化のようで、同じプラスチック樹脂でもPBTと呼ばれる少し高価なプラスチック素材に関してはこの現象は起きません。

PBTは高価なキーボードのキートップによく採用されている素材で、HHKBやリアルフォースのキートップはこのPBT製ですので、経年劣化による黄変は起こしません。

そのためよくHHKBの白の筐体は黄変しているのにキーは新品の状態の色と全く変わらないという少し不思議な光景がよく見られます。

逆にPBTが黄ばんで見える場合は表面への付着物である可能性が高いです。

化学変化による黄変2種類は漂白可能

上記②番と③番の原因による黄変は酸素系漂白剤に漬け込むことで、ある程度元の状態への復元を試みることが可能です。

黄変の原因がよく分からない場合はとりあえずメラミンスポンジで磨いてみる、それでもあんまり復元が効かない場合は漂白剤に漬けてみる、というフローがよさそうです。

先人たちの知恵によると、選択すべき漂白剤はズバリ、「ワイドハイターEXパワー」という事ですので、今回もそれを利用しています。

HHKB漂白手順

ここからは具体的な手順について解説していきます。

分解が必須にはなりますが、落ち着いて取り組めばそれほど難しい部分はありません。

まずはキーキャップを全て外す

HHKB

マイナスドライバーでも取り外しは可能ですが、かなりやりにくいのと、斜めに力が加わってしまうので、引き上げ時に破損の可能性が少なからず上がります

その為専用の工具を使うのが一番安全です。

キーキャップ引き抜き工具にもいくつか種類があるのですが、PFUから発売されているHHKBのControlとEsc交換キーに付属している引き抜き工具はキートップに傷がつく可能性が高いのであまりお勧めはしません。

針金型の引き抜き工具であれば、キートップにを痛めることなく真上に持ち上げることが可能です。

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こちらの引き抜き工具がオススメです。

無刻印キートップの場合は後からどの列に属するキートップなのか混ざってしまうと、戻す時にどの列のキーなのか判断するのに時間がかかってしまいますので、あらかじめ外したキートップは列ごとにまとめて置いておくのが分かりやすくていいと思います。

筐体裏側3か所のネジを外す

USBコネクタ側の3か所のネジを外すと、パカッと筐体が二つに外れます。

筐体の上部と底部をつなぐコネクタがあるので外します。

上部側の基盤のネジを外す

HHKBラバーカップ

キートップ側の基盤は複数個所のネジで固定されているため、これらを除去します。

ネジを全て外し終わったら基盤を下にして机に置き、ゆっくりとハウジングを持ち上げます。

ここを乱暴にしてしまうと、キーの入力を検知するラバーカップと、中のスプリングが飛び散って悲惨なことになるので要注意です。

底部側の基盤のネジを外す

HHKB 分解済み

Pro2の筐体では底部側にも基盤があり、二か所ネジで止まっています。

ここまでで、基盤とプラスチック部品に完全に分解することが出来ました。

適当な入れ物を探してワイドハイターをぶち込む

適当な入れ物を探して、筐体全体が浸かるまで、ワイドハイターEXパワーを全部入れます。

自分は480mlの詰め替え用を全て入れたのですが、それでも少し筐体面が浮ていたので、水で少し薄めました。

漬け込んだ後は紫外線に当てる

漬け込んでいる容器ごと、紫外線にさらします。

自分は通算で3日間ほど野ざらしで放置しました。

HHKB漂白結果

漂白後のHHKB

実物を見ても大体写真で見えるくらいの色です。

目を凝らせば若干まだ黄ばみが残っている気もしなくはないですが、ぱっと見ではほぼほぼ違和感のないレベルまで、漂白できているかと思います。

実際の作業で時間のかかる部分はほぼ分解と、組みなおしの部分なので、かかった作業時間は通算で2~3時間ほどでしょうか。

白い筐体は黄ばむとかなり汚らしく見えて、人に見せるのも恥ずかしくなります。
材料費も新品を買い替えることを考えると、ほぼかかりませんので気になっている方はぜひ挑戦してみてください。